レッツゴースノーボード

TOP>FEATURES③>A BOTTOM TOO FAR 遠すぎた麓②

小枝も汚れも何のその!とにかく下る下る!

白い場所を探して滑ることの方が難しい森の中。「一寸先は枝」。
春の嵐やその他さまざまな要因で、森の中にはへし折れた小枝が散乱しています。いたるところにブッシュもむき出しで、雪面は見るに耐えない無惨な光景に。でも幸いなことに、雪面は新緑の陰に隠れているせいか、思ったほどの雪どけは進んでいない。先ほどのようなスピード感は薄れているものの、雪はわりと締まっていて、時おりソールが粘つくものの、板は何とか走る感じ!
一行は小枝を踏んづけてもお構いなしに、最悪石ころだけは踏まないように、この不気味な空間をひた下ります。とにかく早く抜け出したい!

木と木の間から狙いを定め、何となく白いところでターンをかますナカイ。
ユウタにいたっては小枝もろとも踏みつけて、豪快に森の中を駆け抜けます!

不気味な森の中を脱出して、雪がなくなる場所直前の、 泣いても笑っても本当にラストのオープンスペース。鉄平くんは最後の最後までバンクを見つけては当て込み、6月のスノーボーディングをどん欲に楽しみます。

スノーボードの出番は終わった!

近年稀に見る6月の残雪フリーライド。6人と2匹で駆け抜けた雪上も、いよいよこれでおしまい。ということは・・いよいよこれで今シーズンのスノーボードも終了?なんてセンチメンタルな気分になっている暇はなく、ここからが進化の問われるところ。なぜなら、あらかじめデポした車は、まだまだ遥か下の方にある。遠すぎる麓。とりあえず、まずはぐちゃぐちゃの泥の上をしぶしぶと歩きます。

後ろを振り返るとさっき滑った場所が見える。生い茂る新緑の間の、頼りなく雪の残る汚れたバーン。 そんな斜面でも、来年までここを滑れないと思うと、何だか寂しく哀愁込み上げてくる。今シーズンも楽しいひとときをありがとう!

本セッションの最もハードな斜面に突入!

ここからは乗り物をスケートボードにチェンジして、デポした車の待つ場所まで下ります。完全なる未知の領域。幅の狭い道、急斜、荒れた舗道。このセッションで最も難しいゾーンに突入です。

スノーボードを背負ったままダウンヒル。板を横につけても縦につけても、ターンのときに相当の遠心力が加わる。さらに一行は、強気にスノーボードブーツで挑んでいる。もちろんシューレースはやや緩めに締め直した方が、足下の自由がより効くようになる。

そして最も注意しなければならないこと。それは背負っているボードの、テールの存在を忘れないこと。できれば重心を低くして板に加重したい!でもやりすぎると「ガリッ」とコンクリートに擦れた、絶望的な音が背後から聞こえてくる。。

テッペイくんは、進行方向を凝視しながらも、背負ったボードのテールぎりぎりまで腰を屈めてターンしている。乗っている間は、地面からの高さが完全に見えないので、心の目と体との一体感が必要。

とにかく道が狭くて急!いくらボードに加重してスピードを押さえつけようとしても、スピードはグングン加速していく一行は身の危険を感じるとボードから飛び降り苦笑い。

先頭をいくライダー達もこまめに止まり、後続の様子を見守る。皆笑顔でわいわいやっているものの、冷静に考えると、とんでもないクラッシュと常に隣り合わせにいる。シーズン終盤でもひたむきに己を高めるライダー達。車までは後少し!


「やってやった!」

さっきまでの緊張感がうそのような、下界の平和な風景。周りには雪なんてひとつもない。楽しくも、身の危険を随所に感じながら駆け抜けた緊張感から解放され、ようやく現れた西日に安堵感を漂わせる。

夕飯をみんなで食べた後、駐車場でテッペイくんが発した一言
「やってやった!」
常に冷静で経験値の高いテッペイ先輩が、本当に何かしんどいことをやり遂げたとき、彼がこの言葉を発するのを僕は知っている。
「やってやったっすね!」
思いがけずもスーパーハードセッションになったシーズンラスデイ。やれることはやったし楽しんだ。まさしく「やってやった」のナイスアドベンチャーでした!

CAST RIDERS

廣田鉄平
どんな斜面も己のスタイルで自在に駆け抜ける、まるで狼のようなライダー。

天海洋
Mr.スムース。全てのジャンルを遊び心全開で楽しむ実力者。

中井孝治
実力、情熱、好奇心、時間の使い方。その全てにおいて一流のMrスノーボード。

清原勇太
パワフルかつテクニカルな滑り。自由奔放だがここ一番で頼れるナイスガイ。

宮内皆人
別名チョリス。いつも笑顔で心の優しいご機嫌な男の滑りはバネがありキレキレ。

チョコ(男の子)
チョリスの愛犬チョコ。その愛らしさにニセコでチョコファン急増中!?

ハルチョ(女の子)
ユウタの愛犬ハルチョ(本当はハル)。その麗しの美貌でチョコもハルが大好き

堂前和也
シーズン前にスケートボードを樹海に落とし、しばらくついたあだ名が「LOSTY」

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