ボックスをまっすぐコスる(50-50)
全てのボックストリックはここから!
「生まれて初めてボックスに入る」という貴女が、まず最初に行うのがおそらくこの「50-50」でしょう。50-50(ヒフティ・ヒフティと呼ぶ)とは要するに、まっすぐコスる事です。
ジャンプトリックの基本にストレートエア(オーリー)があるように、全てのボックストリックのベースには50-50があります。ゲレンデでボックスを見かけたら、まずは真っすぐコスってボックスの特徴を掴むようにしましょう。
1 まっすぐコスるには、まっすぐ入る!
スピードを落とし、姿勢を低く保ちながらまっすぐリップへ向かいます。怖がらずにリラックスしてアプローチすること。変に怖がると腰が引けてしまい逆に危険です。前方を見続け、重心は常にボードの上に保ちましょう。
2 アプローチの姿勢のままリップを抜ける
どちらのエッジもかけずにまっすぐボックスに乗ります。リップでエッジをかけるとボックス上で体勢が崩れてしまいます。変にボックスに乗ることを意識せず、アプローチの体勢のままリップを抜けるとよいでしょう。
3 ボックスの上は、雪と感覚が違う。
当たり前ですが、ボックスの上は雪の上と感覚が異なります。よく滑るボックスもあれば、古くてあまり滑らないボックスもあります。安定してボックスをこするために、スライド中は基本姿勢を保つよう心掛けましょう。上半身が暴れても、腰の位置は板の真上に保つこと。 スライド中は目線は真下で止めずに、常に先へ先へと送るように心掛けましょう。
4 膝はやわらかく保つ
ボックスの出口に差し掛かると、着地するポイントが見えてくるでしょう。 ボードの真上に乗ってボックスを擦り続けていれば、着地で特にアクションを起こす必要はありません。 そのままボックスから降り、ランディングの瞬間は膝を柔らかく保つとよい。慣れてきたらオーリーを少しかけてボックスを降りてみましょう。