リップトリック(BS Lipslide )
雪の角でオシャレに遊ぼう
ハーフパイプ等Rのついた壁の角を使って行うトリックのことを「リップトリック」と呼びます。ボードをスライドさせたりスプレーを上げたりできるようになれば、また新たなRの楽しみ方が増えるでしょう。 RIDER:鈴木裕司
①基本の動きをしっかり押さえておこう
ユウジがトップの写真で行っているBSリップスライドは、上の写真の、ベーシックな動きを応用しているのに他なりません。いきなりスライドを仕掛けるのもいいですが、Rに慣れ親しんでいくためにも、基本アクションをメイクしてからリップスライドに挑むと良いでしょう。スピードに応じて上半身の引き上げの強弱をつけられるようになれば、安定してリップの角にボードを合わせられるようなるでしょう。
②軌道と体軸を忘れずにからだをひねる
①のミユキのような50-50スライドを行うイメージでアプローチし、ボードがリップの角をとらえそうになった瞬間に、後ろ肩を前方へテンポよくひねっていきましょう。ちょうどフロントサイド・ボードスライドを行う感覚で上半身をひねれば、連動して下半身を突き出しやすくなるはずです。ただし、Rのついた場所でトリックを仕掛けているので、体の軸(写真黄色い線)がRに対して垂直になるようにキープしましょう。
③スライドの反動でフェイキー着地しよう
ボードを雪面にスライドさせている最中は、ややつま先側に加重しておくことで、ヒールエッジが引っ掛かって後ろに吹っ飛ぶのを防ぐことが出来るでしょう。頃のいいところまでスライドしたら、無理にレギュラー着地するよりも、スライドの勢いを使ってフェイキーでランディングした方が初めはうまくいくはずです。後ろ肩を背中側へ引き上げながら、リズムよく前足を弾いてランディングしていきましょう。